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1-①劇あそびから劇へ 演劇活動・実践編
1-①劇あそびから劇へ 演劇活動・実践編
子どもたちは「絵本」が大好きです。そして読んでもらった本を劇でやってみたいと思っているのです。
絵本を「劇でやりたい」などというとこは、もはや「劇あそび」の域を出ているのです。
しかも子どもたちがやりたいとつき上げる絵本は、おもしろくて「なるほど」とは思うけれど、あら筋もそうかんたんでなく、登場人物もたくさんいて、ひとくせもふたくせもある人物だっているのです。
子どもたちに「あっそう、その絵本を劇でやりたいの。じゃあ、その絵本をみながらでもよいから、自分たちで好きなようにやってごらん。何か先生に助けてもらいたいことがあったら言ってごらん。何でもするからね」と子どもたちに伝えたいのですが残念ながらまだできていません。
でもきっと近いうち一度どうなるかやってみようと考えています。
今のところ、子どもたちの希望する絵本を脚本化し、台詞も毎日2~3ヶずつ覚える方法を考え、子どもたちと格闘しながら劇を完成へと近づけているのです。
ただ子どもたちがだんだん劇にのってきて、面白がるようになるのをみると、劇あそびだけに終わるよりはこの方がよいのだなあと感じています。
世界名作童話劇場研究所 所長 川野久江
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