今年度2月の表現活動発表会で3歳以上児の演じるミュージカル劇は、昨年に引き続き『アリババと40人の盗賊』と『うさぎとかめ』です。
『アリババと40人の盗賊』の劇の練習の合間に絵本の読み聞かせを担任が繰り返し心を込めてじっくり行うと、子どもたちと舞台で盗賊が登場する場面の練習を進めていく中で、A君「盗賊のお頭(かしら)って、すごーく悪い奴だね!」、保育士「どうして悪い人だと思うの?」、B君「だって、金貨や宝石を人の家から盗んだんだよ!」、Cちゃん「顔も怖いよね!」、Dちゃん「すごーく大きい男で怖いってかんじー!」、保育士「じゃあ、どんな風にしたら盗賊のお頭って見えるかな?」、Dちゃん「いつも偉そうに歩く!こうだよ!」と胸を張って ドシッ!ドシッ! と大股で歩き、周りの友だちを睨みつけます。するとみんなが「わぁー!!かっこいい!怖いー!」と囃し立てます。保育士「Dちゃんの考えは面白いね~。先生も真似してみよう!こうかな?」「そうそう!先生、上手 上手!!」とみんなから拍手が沸き、保育士の私の演技そっちのけの色々な 私の思いもよらないお頭の仕草を子どもたちがそれぞれ演じるのです。
これからも子どもたちに色々問いかけ、一緒にアイディアを出し合い、思いがけない仕草や演技の面白く楽しい劇にしていけたらと思います。
R6.12.1 劇担当保育士 木村 友香